At a Knot of the history of Homo-sapience 人類史の結び目

[雑談]At a Knot of the history of Homo-sapience 人類史の結び目にて

*こんつわ
&こんつわ
*どすか、最近は
&紺屋典子さんの「平成経済20年史」を読んでま。もうすぐ終わるとこ。49歳と2ヶ月ちょっとになるけんだけろ、猿芝居があほらしくて、ちゃんと知ろうとしてこなかった日本国の財政および経済政策れすけろ、ひどい話が満載でね。大蔵省と歴代政府与党自民党にマスコミは、とんでもないろくでもない連中だわ。
*はあ。それはだいたい分かってることでしょうに。
&直観的に、そう分かっているのと、具体的に、どうやって「善良な国民」を騙し、毟り取り、失敗をごまかしたかを知るのとはかなり違うですよ。社会制度もテクノロジーと同じく進化しているのに、ハンドル握っている連中がスペックを理解しないで、昔ながらのセンスでやっつけで動かしてるんじゃないかな。
*しかし、&さん、そういう俗っぽいもんは、あまり読んだりしないでしょう。理解できるのかよう。
&そうねえ。去年の暮れから、空き時間の研究読書は、人類の全体像に迫ろうとし始めていたれすよ。それが、飽きっぽいからね、わたすは。いつの間にか、<恐慌>とはなにか、今は恐慌なのか、これから経済はどうなるのかとそういうことに興味が移ったですよ。
*ほへー、&さんにしては、俗なトピックに飛び移りましたな。
&週刊誌とベストセラーと芥川賞直木賞受賞作とスポーツ新聞と経済誌には、絶対、手えだせへんかってんけどな。
*なに言うてはるんですか。ジュリストにも、エコノミストにも、岩波「世界」以外の総合誌にも、手えだせへんやないか。
ところで、恐慌については、なにか分かった?
&楽観的な話もあれば、悲観的な話もあったね。
*ほ、ほう?
&今日のヘラルドトリビューン、「マーケットは底を打ったのか」というのが一面の記事だった。ま、それは余りに無理な話やろ。素人目にも、経験国の国民なら肌で分かることだわいな。
*そうでありんすか。
&いや、それを楽観的と言うんじゃない。日本人のエコノミストにキーインディケーターを住宅マーケットプライスの理論値に求めている人が二人いて、もう20%下がればそこで止まるという人は、早くて今年後半遅くて来年後半で回復すると・・・かたや、40%下がらなあかんと言うテイル人もおった。
*あ、そんなもんで。恐慌とは言えないレベルかな、それじゃ。なんか、がっかり。しかし、もう一気に下げてしまうとかはできへんのですかね。
&ソラ、無理やろ、独裁国家ならやれるかもしれんけど。
&たまたま、ユーチューブで見たんやけど、LaRoucheっちゅうおっさんが、テレビのインタビューで14世紀以来最悪の事態とか言ってた。このおっさんは、もう第3次世界大戦まで予想しいているが、どうやらなにかの専門家ではあるらしい。
*ネットで拾って来た情報を鵜呑みにしてはいけませんでしょうに。
&なんか、慌ててキャスターが質問を切り上げとったようやったね。世界大戦なんて、やったろうって言う人らが両陣営で一所懸命準備して仕込んで行かんと出来へんやろうけど。
*両陣営?どことどこ?
&そやろ、そんなん、もうあらへんし。前の恐慌は結局戦争で解決したと言うてる人もおるけど、そうでないという人もおるし、増して今回の解決には無理筋ではないかい。
*戦争という解決はない、というのが究極の悲観論で。
&ま、そうやね。って、おいおい。というより、各国が国際協調すれば、大不況あるいは恐慌を未然に防ぐチエはあるそうだよ。そもそも29年の大恐慌は、各国が自国経済の保護に走ったがために、より泥沼に落ち込んだてえ話だから。
*ああ、サルコジが警告出してた、ああいうことですね。じゃあ、問題の原因が分かっているから解決できるということですか。そもそも原因は何ですか。
サブプライムローンの話はええやろ。子供でも、名前ぐらいは知ってるぐらいやからな。わしの思うにやね、実態経済を動かす分の40倍が流通しているそうやから、サブプライムローンだけやなくて、世界経済全体がバブル体質になってもうてるから、まだしばらくはバブルは繰り返すと言うテイる人も。
*しかし、日本の不景気はこれが原因とばかりは言い切れないんですよね。
&そうかもしれんし、そうでもないかのかも。わしも、よう分からん。
*これからどうなるのかな。
&素人のにわか勉強で分かるわけないがな。生き残る覚悟で勉強に励むしかないやんか。
 株でもやって実地勉強したらもうちょっと詳しくなるかなあ。
*あかん、あかん、素人がそんな危ないことしたら。そんな金があるんやったら、わたしに投資して。3倍にして返しますよ。
&どないすんねん。
*それはここでは言えまへん。
&はあ〜、いまどきそんなこと言うて回ってるヤツらもようけおるんやろねえ。だまされまへんでえ。


参考文献 「花のタネは真夏にまくな」(←文庫、以下は新書→)「グローバル恐慌」「すべての経済はバブルに通じる」「恐慌第3波」「この金融政策が日本経済を救う」「大恐慌を生き残るアウトロー経済入門」「ヘラルドトリビューン3月17日」決してこれらをお勧めするわけではありません。良書かどうかの判断は素人の私にはできません。ただ、「平成経済20年史」には良心的な本だろうという好印象を持ちました。


理系と文系と言う分け方は大雑把です。文系をさらに人文系と法経系に分けていただきたい。それで、人文系の私が精一杯で背伸びして、法経系の
話題を独りで交わしてみました。いわば実験でありました。


笑ってやってくださいな。


カペラティテスが逮捕されましたが、重いストーリーに挿入するコメディリリーフとして消費されてしまったのは、残念!リアル政治の逮捕劇にも非常に興味を惹かれ、意図してか、たまたまか、目くらましになってしまっているじゃんじゃないのと思いネットをウオッチしていますが、さすがに私がなにかコメントできるようなネタではない。自主規制とかではなくて、謙虚に自分の判断力の限界を.認めておるです。分から〜んよ〜。