英語圏向けのホームページ

iSight (for .Mac members)によるレッスンを
主体にした日本語学校のサイトを別のところに
作りました。
http://homepage.mac.com/awpmiya/Personal1.html
興味のある方は一度見てみてください。
今はまだ最低限の内容です。


こちらの学校では、私が日頃同僚などに偉そうに言っている
国内の日本語学校で使用している教科書ではまともに
できていないこと・・・
もきちんとやるつもりです。


とは申せ、問題点は十年以上前から気づいているものの、
「どう教えるか」つまり、教育ブログラムはまだまだこれからです。
既存のプログラムの中で、補足として投げ入れる形では
やってきたのですが、問題の性質上、そのような形は取りにくい、
というか、取りたくないわけです。


今は英語圏の学習者が使っているポピュラーな教科書では、
この問題はどう扱われているのか、調べ始めた段階です。
Japanese for Busy People
Japanese:The Spoken Language
Situational Functional Japanese
などを調べつつあります。


海外で教えている皆さんは、どんな教科書をお使いになって
いるのでしょうか。これが今私の知りたいことであります。


しかし、気がついている人は多いはずですが、
一向にメジャーなところで改善の動きがないのを見ると、
どうなんだかなあ、と思います。
失礼ながら教師としての「良心」、
教育関連の出版業者としての「良心」はどうなっているのだろう、
と思います。
表面的に問題がないように「見えたら」、それでOKと思えてしまう
体質の方がこの列島には多いということなんでしょうか?
それはそれで幸せなことなのでしょうか。
いや、私はそうは思いません。


これは、公文式創始者の方の、
社内の方に聞いたエピソードです。
例の教材も最初からできあがったものではなく、
何度も改良が加えられ、今も進化しているようですが、
初期の改良が進んでいた頃の話です。
会議で、新しい教材の導入時期が決まり、
創始者の方に伝えたところ、激しく叱られたのだそうです。
前のものが良くない、新しいものがいいと分かっていて
悪い方を使わせるとは何事か、即刻全部新しいものを使え
ということでした。
まだ、経営が安定していない時期で、作ってしまった
教材が大量に余ることになるので、
そこを考慮しての決定だったのですが。
此の話をしてくれた社員の方は、叱られた先輩社員から
直接聞いたのだそうで、ご自身は直接創始者を知らないが、
そのスピリットは受け継いでいるのだと語っておられました。


仕事にはいろいろありますし、
条件が整わず、
あるいは自分が腑甲斐ないせいで
忸怩たる思いを味わうことも多いですが、
そこまでやれれば、
気持ちいいだろうと思うのです。