緊急告知!英会話のNOVAで問題を抱えてしまったら・・・


もしNOVAでお困りの方がいらっしゃいましたら、よい相談窓口ができていますので、相談したいポイントをまとめて、メールを送ってみてください。お困りの生徒さん、教員、スタッフのかたは大変たくさんいらっしゃると思います。なにかのきっかけで、これをみて一人でも多くの方が、あきらめず、冷静に対応できることにつながったら、私もうれしいです。
下記には電話番号もありますが、できるだけ、メールでのお問い合わせにてお願いします。


このブログの常連の日本語業界の方も、人ごとではないと思います。いざというときの参考にしてください。


こちらです。「ゼネラルユニオン」
http://www.generalunion.org/news/news.php?id=109

契約や待遇などの問題で、10年以上前からnovaやその他の英会話学校教員の支援をして来た実績のある組合です。ほとんどの大手の新聞、週刊誌なども、novaや英会話業界の実態を知る貴重な情報源としても認知されています。関連記事を読んでいただくと「ゼネラルユニオン」によると、という表現の多いのに気が付かれると思います。実際に、業界の「いけない」学校からは、つまり教育機関であることを忘れて利益追求のみに走ってしまった学校からは怖れられる存在でもあります。


もちろん、顧客である生徒のために割くべきコストを支払い、教師、スタッフの満足にも考慮している健全な学校は、ゼネラルユニオンを怖れる必要はありません。



私は、日本語学校の主任だった時に雇用主と係争関係になった際に、こちらの組合に協力していただき、その後、組合員として継続して関わりを続けています。国籍を問わず、誰でも入れる労働組合として発足したので、現在はネイティヴの英語教師が主要なメンバーで、私は日本語のコースを担当しているのですが、英語教師以外の外国人の問題や、もちろん日本人の方のトラブルにも対応しています。nova以外の、例えば、問題の多い日本語業界ですから、そちらの相談も受け付けています。



以下は、上記サイトのnova問題緊急相談ページの日本語版の転載です。


NOVA講師・スタッフ・生徒の皆さんへの緊急のアドバイス - 2007-06-18 - Nova
従来の他社の倒産の場合,教室の突然の閉鎖が,すべての始まりでしたが,NOVAは,まだ,閉鎖も倒産もしていません.消費者としての指摘や,判決を契機に,危機が表面化したものです.たいへん悩ましい状況であることに,間違いはありませんが,「まだ,選択によっては,やりようがある」面もあります.そこで,この慎重に考えられるチャンスに,ゼネラルユニオンとして,緊急のアドバイスをさせて頂きます.

現段階での説明とコメントは,以下の通りですが,今後とも,こうした「教職員やスタッフへの情報提供を,要望される方は,下記に,貴方のEmailアドレスを,ご登録下さい.

ゼネラルユニオンの労働相談専用電話は,050-3618-3096です.
ゼネラルユニオンのNova専用Emailアドレスは

nova"at"generalunion.org (英語)
novajp"at"generalunion.org (日本語)

"at" を@に変えてください

です.但し,電話でのご相談は,困難が伴ないますので,Emailや,ホームページのご利用をお願いします.


資料と情報のご紹介
Aー単行本「NOVA商法の魔力」久慈 力著
   消費者の闘い・ユニオンの闘いを詳細に紹介
           書店やHPで取寄せ可
B−週刊AERA 6月18日発売
      社長の人物像や、ゼネラルユニオンの
      山原克二委員長の告発を紹介
C−「労働情報」誌 6月25日発売
     NOVA闘争速報。注文は03-3837-2542へ


教職員の皆さんへ

(1) 教職員が,「早く退職しないと損」ということは,まったくありません.賃金などは,遅くなっても,組合の交渉や,雇用保険のの基金などにより,必ず確保されます.また,雇用保険は,「自己都合退職」だと,失業給付が3か月間待機させらます.急がず,慌てず,「生徒さんの卒業」や「解約返金の完了」まで,サポートしてやって下さい.

(2)「遅配や閉鎖」になっても,解雇になるまでは賃金がでますから,就労を続け,その就労記録を取っておいて下さい.

(3) 未払賃金・未払残業代【始業前の早出強制分も含む】などが発生する可能性がありますので,少なくとも過去2年間の賃金明細・票・雇用契約書・タイムカード(できれば.コピー)などをファイルしておいて下さい.

(4) 外国人講師の方で,VISAの期限がすぐの方は,今の内に,急いで,入管に行き,更新手続きを完了させておくのが安心です.

(5) 雇用保険社会保険などの書類や権利を,再確認して下さい.未だ加入していない方は,今からでも急いで,「確認請求」で,遡及加入する方法もあります.解雇があった場合,健康保険は,任意継続か国民健保に移行します.

(6)賃金・残業手当・退職金に未払がある場合は,賃金確保法に基づく,「労働債権立替払」制度を活用し,半年間ほどかかりますが,雇用保険基金から,労働者へ立替え払いされます.「離職票」が発行されない状況の場合でも,給与明細書などから,職安に作ってもらうこともできますから,「会社都合の失業手当」として,1週間のみの待機期間後,受給が可能です.

生徒の皆さんへ

(1) 契約して間もなければ「クーリングオフ」の,内容証明郵便を会社に郵送して下さい.レッスン途上の生徒さんも,ご心配でしたら,解約されることを,お薦めします.「突然の学校閉鎖でチケットが紙切れに」とならない保証がないからです.

(2) 「不幸中の幸い」として,最高裁判決後も抵抗していたNOVAが,業務停止命令以後は,「購入当時の価格により計算」に同意させられました.よって今なら,正当な返金額が実現しそうです.しかし,計算をよく会社に確かめて,貴方が納得の行く決断をして下さい.

(3) レッスン料返済で,ローンを抱えている方は,できるだけ,慎重に,様子をみることがベターです.NOVAとタイアップしているローンなら,返済を拒否できるケースもあります.【銀行自動引落し契約をまず,やめることは賢明です】
 NOVAが契約させているのは、パシフィックリースという貸金会社のようですが、この会社の本社はNOVA本部内にあり、役員の兼任もあります。NOVAに100%の統括権限のある連結子会社であることは、公の財務諸表に記載されています。
 NOVAがこのローンをいかに説明し、生徒に選択させているか?両社の手続きを一体で代行しているのか?生徒とスタッフの皆さんからの情報提供と、法律判断を求めています.ユニオンにご連絡下さい】

(4) もし,最悪の場合は,使い切れなかったチケットの所有者として「一般債権者」となっても,上記のような状況からして,配当はほとんど期待できません.

(5) 同業の英会話全国大手他社において,使えなくなったNOVAチケットによる,「救済レッスン」を,これまでのケースでは実現してきました.今回既に,労組としても各社に打診中ですが,何分にも,NOVAの規模からして,容易なことではありません.そこで、ゼネラルユニオンの支部のある他の全国大手各社や、経産省文科省にも要請し、対策を検討します。

(6) 消費者運動としては,被害生徒会や弁護団の結成が考えられます.共同で,裁判所や管財人との交渉,真相究明と刑事・民事責任追及.社長の謝罪と私財投入要求などが考えられます.