口腔内土木工事とその後


9月4日(火)午後二時から総合病院の手術室で40分ぐらいで外科的に智歯(親知らず)を取り除きました。神経は無事でした。三つに砕かれた歯をもらいました。病院を出て本屋をうろついていると、終了から百分後ごろに麻酔が切れて痛み始めました。家に帰るまえにがまんできずに頓服を飲みました。夕ご飯は栄養補給用ゼリーを三種類摂りました。口は1センチ以上開けられませんでした。


<翌日の食事・・・当日の記録>


朝 
ウイダーインゼリー ミネラル+ビタミン+エネルギー+マンゴーラッシージュース



豆腐+かつお かぼちゃ6切れ 卵だし巻き4切れ ポールウインナー2本
野菜ジュース


口の状態
細長いものOK 口開き幅1センチ 硬さは中程度まで可(ビスケット程度)
ゆっくり開けると指二本分まで開けられる。が食事の動作として意味のある早さでの開閉は痛みのせいでできない。


腫れの大きさ
 あごの線に沿って前後5センチ、縦五センチ、高さ1センチから2センチ


おやつ
午後2時〜4時 グリコ
プリッツ堅焼き潮バター(若干噛み砕きに負担大きく辛い)食後痛みが強まる。


午後5時 ナビスコプレミアムクラッカー 3袋(6枚入り)
    (非常に食べやすい。一袋86kc)


このクラッカーの発見で、食生活が安定した。水曜か木曜に、駅の立ち食いうどんを試し、初の外食、柔らかいものなら外でも大丈夫と確信。金曜昼はうな丼。
火曜日は、昼にレッスンを一件やりました。生徒さんに左頬の腫れがはっきり分かるほど。瘤摂りじいさん状態は金曜午前まで続きました。
痛みに関しては、金曜日まで、6時間おきに飲む頓服を日に2回服用していました。土日は薬が切れて市販の胃に易しい痛み止めを薬剤師さんのアドバイスで使用しましたが、効きが悪く、肩が凝るほどでした。


木曜日に医師に様子を見せにいきました。外が腫れているのは、歯の無くなった箇所に骨を作るためなので、良いことだという説明でした。内側が腫れるとよくないそうです。


今週月曜日に抜歯。その後痛みは急速にやわらぎ、相対的に頓服服用の要を感じませんでしたが、火曜日(昨日)は夕方に服用しました。この辺は理性より、感覚に基づいて服用するしない判断→実行となっています。理性はなるべく飲まないように我慢させるようにのみ働かせています。
ふだんより食欲旺盛なので、「隠れ糖尿」の食事控えめモードは一時忘れて食ってます。牛乳も飲んでます。
気のせいか、昨日の夜の焼き肉が良かったのか、今日朝起きても痛くない。頓服なしで痛みがないのは、初めてです。


<現状>
縫合箇所辺りに小さい肉の盛り上がりがあり、痛みはない。


<手術>
土木工事のような手術は、翌日に本屋で、一般的な段取りを医学書のコーナーで
立ち読みして大体把握しました。ああ、あのときのは、これをやっていたのかと
思い当たりました。目隠し、血圧計の左手指への装着後、局所麻酔で脈拍が一気にあがった。ひとしきり静かな時間のなか、医師が小さい声で「うわあ、これはひどいな」とつぶやいた。術語の説明と本で得た情報を加えて説明すると、かぶさっている歯肉を切開して親知らずが顔を出したら、虫歯で黒くなっており、膿み溜まり、周辺の歯石と最悪の状態だったのだ。


ここからが、工事になる。痛いのは麻酔の効いてない方の歯茎の下を、医師の指が
支点としている。ここを抑えて、親知らずをガン、ガン、ガン、と叩く。たたく度に指がぐりんと食い込む。
第一段階で、上部を板状に切り分けたように取り除いた模様。


そのあとは、持ち上げたり、ダイヤモンドのドリルで砕いたり、引っ張ったり、残った部分は大きくさらに二つに割られて、取り出されたのであった。医師の鼻歌が聞こえ、私の緊張も緩む。工事の揺れはなおもしばらく続いた。


縫合後、目隠しが取られ、状態を見るとやってよかったことと、神経は傷ついてないので、後は腫れが退きがどうなるか、だと言われる。