気温は上がり、株価は下がり


いったい、北半球のブロガーの何%がこの話題に言及しているでしょうか。それにしてもこの世界はおかしいですよね。なにか、こうふっと非現実感におそわれません?じつはですね、そうおなんですよ。実はこれはわたしたちが迷い込んだ悪夢にすぎません。どうして、世界がこのような非道いことになるはずがあるでしょうか。理由がありません。なにかの間違いです。問題はすぐに解決します。できます。目覚めればいいのです、あなたが。さあ、目覚めなさい。今!これは何かの間違いだ、そのことに気づくだけでよいのです。人類の進歩が地球と調和し、貧困や戦争などの問題が緩慢ではあるが着実に解決しつつある真の世界へ向かって目覚め・・・


話は変わりますが、(前段の筆者は、目覚めると同時に異次元へ消えていきました。ええ、あいかわらず暑いですね。どこかに余剰資金を託せる確かな金融商品情報はおまへんかな、あんさん、)今日はお話をうかがうのが二回目だったので、注意深くきいた。やっぱり、おっしゃりたいことをただす質問をしなければならなかった。日本人の、立派なポジションにいるかたが、こんな話し方ではこまるのだが、たぶん聞き手である私が撹乱要因であった可能性もある。条件、主語を省いて話すので、そこを確認しないとおっしゃりたいことが判然としなかった。先日、一級目標の読解レッスンで、日本語の主語(または主部)の省略には神秘的なところはありませんよ。テレパシーのような非科学的な能力はいりません。そうではなく、記号という観察可能な手がかりが必ずあります、と言ったばかりだったのに。特異な例だと思ったので、ご報告まで。


親不知をみなさんはどうしていますか?(もう、話変わっていますよ。ちゃんとついて来なさいよ。義務教育じゃないんだからって、古いギャグだね、こりゃ)語学教師で食っているみなさんは、ここだけでも読んでよ。私は48歳になって、抜くことになったんですが、ちょこっと顔を出し、まっすぐ根深く生えていて、もっと若いうちに抜くべきであったとのことなのである。親知らずが接している神経束を治療で傷つける可能性がないとはいえないのだそうだ。さらにその傷ついたせいで、障害が出る場合も・・・・。一般的にはそんな重大な結果に至るのは0.5%なのだが、X線写真の様子からはそうなのだそうだ。抜かないと、虫歯のできやすい部位を放置することになり、そこから隣の歯、そのまたとなりと冒され、口中どころかあご、顔、肩、胸と・・・・。「こんなになるまえに、私はできるだけ若いうちに抜いておくように言うようにしています。」と医師。万全の体制で臨んでくださることになったので、信頼しておる。万一、発音が不自由になったら、腹をくくって、筆一本で生きていってやるわい。
  サックスが吹けなくなるのと、カラオケでがなれなくなるのは、辛い。生き甲斐が減る、大幅に。
  9月4日に治療するので、レポート期待してください。


口腔外科のお医者さんと話す機会なんてそうはないので、若者、こどもの日本語の発音、滑舌などへの顎のかたちの昨今の変化の影響について意見を聞いてみた。診察中のお忙しい中にもかまわず、しかし簡潔におこたえくださったことによれば、言語療法の専門ではないが、音声に影響が出ることが考えられるほどであるとのこと。カタチの変化について3点指摘をいただいた。それも、透明プラスティックの顎模型を使って、である。さ、さ、みなさんも見て、見て。1)全体に顎が角ばらないで、こんなふうになっている。つまり、とんがってきている。2)ここんところが、歯列の湾曲が、U字型ではなく、V字型になってる。3)顎関節が+p@。mpで開きが狭い。(一部記憶漏れ)。私の日頃の観察であるところのサ行タ行が出せない子供が少なからずいること、口を開けずにしゃべり「あいうえお」の母音が以前より口が狭くなっている。わーいわーい、やっぱり思った通りだ、って喜んではイケナイことですよ、コレハ。


「ぼっちゃん」が終わった学生の次回作品を近所のブックオフに見に行った。これが難しい。ぼっちゃんに肩を並べる作品で、長さと日本語のレベルが上がりすぎず、かつ面白いもの***。これは難しいで。自分が読んでないのを無責任に選べないし。こうなると、自分の読書量の少なさに腹が立つ。検討した作品。谷崎「痴人の愛」長過ぎる。井伏「黒い雨」長過ぎる。俺、読んでない。川端「伊豆の踊り子」おれ、読んでない。宮沢賢治の作品は、売れ行きがこれというのが残ってない。天沢編「ポラーノの広場」俺、読んでない。2冊置いてあれば、やったんだが。先週予告では、この人だったが。筒井康隆社会学心理学」「大いなる助走」うーん。はずれると悲惨だ。小松左京日本沈没」長過ぎる。東海林さだお「コロッケな日本語を」有力候補だったが、往年のクオリティがあるのやらないのやら、目がぐるぐるして決められなかった。午後九時が近づき、色っぽい大人の女性が私の行くところ行くところで本を漁る。胸元が大きく開いていて、気が散る。ええい、こっちは仕事中じゃい。寄ってくるな。男のおっさんは平行処理はできへんのんじゃい。あ、これか、これがあったがな。「人間失格」!


目覚めました!いやあ、非道い非道い非道い世界だったなあ。でも、悪夢でよかったよ。まさかあんな残酷なことをあいつらがやっちまうなんて、現実にあるわけないものな。もし、あれが現実だったら。ぶるぶるぶる。滅亡?。いや、いっそ滅亡してくれ、もうこんあくるしいのはいやだあああああっ!てな、ことになっただろうな。さあて、こっちの現実でやりかけていたことを・・・・


神はさいころ遊びをしない。(アインシュタイン
神自身がさいころである。(シュニンシュタイン)