これからできるNOVA生徒の会に関する個人的のお答え(お手伝いしている者のつぶやき)具体的なお手伝いの場所では、もちろん、受講生全体の利益を考えて発言、行動します。


ある一受講生のメールでのご質問へのお答え


****様



お尋ねになられるのも、もっともです。
私なりの答えでよろしければ読んでください。
あくまで、お一人お一人の受講生の方が、ご自分で参加して意見を述べてください。
これはあくまで参考意見です。



私もあなた同様、法律などには縁のない、一介の語学教師にすぎません。たまたま、弱小労働組合の執行委員会に縁あって参加、
外国人講師が多いので、それこそ、無料でNOVAのヴォイスのようなものだと月一回出席しておりました。そこで自分の英語力(トイック735)が本気で労働問題を議論する場では、なんの役にも立たないことでした。sitcomなら楽しめるのに。


この一件がなければ、会社更生法だの割賦販売方だのそういうことには一生無縁だったかもしれません。


つい数週間前までは、私は、プライベートレッスンを取っているアメリカ人に教える日本近代文学のリーディングの内容を充実させるために日本語の近代化と近代文学の関係なんかについて調べ直していたものです。私は日本語を外国人に教えるのが専門です。


さて、ではゼネラルユニオンとは、そして、NOVA生徒の会とはいかなるものか。お待たせしました。セネラルユニオンはNOVAの創業とちょうど同じくらいの時期に創設されたそうです。委員長の山原氏は、元は金属労連というところで労働運動に関わっていたそうですが。いろいろあって、国籍を問わない誰でも気軽に入れる労働組合を立ち上げ、気がついたら英会話学校ネイティヴの講師たちがそこに集っていました。今では、日本の社会保険制度についてめちゃめちゃ詳しい人や、日本語で裁判所に提出する書類が完璧にかける人や、すご腕の外国人労働問題エキスパートが育っています。


NOVAは職場としてひどいものがありました。**さんがNOVA愛あふれる受講生だとしたらそんなことを聞かされるとショックかもしれませんが、もし、ゼネラルユニオンがなければ、いまだにNOVAの講師とスタッフは社会保険にも入れてもらえず、
労働時間の過酷さや、賃金の体系の不平等や低さにあえいでいたかもしれないのです。人権侵害的な経営人の非常識な事件に大しても抗議や交渉を繰り返していました。因縁浅からぬ関係です。


(私も、かつてNOVAの講師に日本語を教えていましたが、かなりきつそうでした)


このたびのNOVA危機については、7月に講師の給与が給料日の遅い時間に振り込まれたときからユニオンは監視を強め見守り始めました。一瞬の揺らぎを見逃さなかったのは長年のNOVAとの因縁と多くの組合メンバーから寄せられる確かな情報があった
ればこそ。


生徒さん向けのアドバイスも、ホームページに掲載したのは、元々は講師とスタッフの給与の遅配に対処するためのものだったのですが、ついでにと言っちゃあわるいが、ほかに受講生向けのアドバイスをしているところもなく困っている人が少しでも助かる
ようにと親切心でだしたにすぎません。ところが、次第に電話メールで受講生の方からの問い合わせ、相談が舞い込み始め、日本語ネイティヴの担当者が対応できる量を超えていき、ますます増えたわけです。


私は9月最終日曜日の執行委員会で、うっかり、じゃあその仕事やりますわ、とほとんど委員長の目配せに反射的に反応しただけです。別に悪気はなかったんです、単なる出来心と言うやつで、気がついたら、生徒会結成の呼びかけや、会の準備や、議案作成や、もっとも時間を取られるけれども、雪かきのしごとのように誰かがやらないと困る人も多かろうと言うのが、メールの相談に答える仕事です。


世の中的にほかにやる社会的機関がない。組合的に、私以外に手がけられるひとがいない。できる範囲でしかできませんが、誰もやらないよりはましでしょうからやってます。もちろん、労働組合消費者問題を扱うなんて筋違いです。つべこべ申すつもりはありません。独自の運営が始まるまでの期間限定のお手伝いです。


毎日毎日、私のお金はどうなるの、レッスンは再開するの、ローンはどうやって停止するのというメールに、足りない知識をこねくり回して、お答えしています。それなりに勉強はしましたけれどもね。とにかく、個々の孤立した受講者の方々の情報欠乏状態は本当に深刻です。受講生の金がどうなのかについては私もシロウトなので、皆目分かりません。分からないことは、分からないとしか言えません。(あの社長室の報道以後、たまたまなのか、関連があるのか、ぱたっと相談メールが止まった。一週間以内にスポンサーをみつけるという保全管理人記者会見の影響か。みつかるものなら、それにこしたことはない。どんなところであれ、レッスン再開を望む人がかなり多いので、歓迎すべきだと思う。講師の職場を一日も早く少しでも多く確保してほしい)


NOVA生徒会は、私の理想を言わしていただけば、できるだけ多くのNOVAに関わって困った方々が、全員を助ける、NOVAに関わってこれからNOVAがこうなってほしいという希望を持つ全員の意見を多かれ少なかれ反映する、懐の大きな組織になって欲しいと思っています。


といっても、私はNOVAの生徒ではありません。十年前に一年だけ行って、人生のどん底から復活するきっかけを得た恩はあるものの、すぐイーオンにかわっちゃたんで、(わたしはその程度のニンゲンですわ)でもヴォイスの仕組みは他校も取り入れてほしい。あれは、受講生にはもちろんいいし、教師をそだてるものでもありましょう。きっかけ作りをさせていただいたにすぎません。アイデアは、以前大阪の中堅英会話学校が倒産したときの労働組合の経験を生かして、そのときに必要だったことを少しだけ先取りする形で準備に入っただけです。




どんな生徒の会になるのかは分かりません。それはこれから参加するみんなが決めることです。私の祈っているのは、分裂しないこと、そのために様々な立場の人、解約してし待った人、そうでない人、NOVAのお金が返ってこないとめちゃめちゃ困る人、そうでない人、講師、スタッッフを助けたい人、社長や行政の責任を追求したい人、NOVAの会社復活、レッスンの再開をひたすら願う人、様々な違いがありますが、まず、できる限りおおきな組織になり、力をもって、大きな課題にも、小さな課題にもできる限りすべてに応えられる組織になってほしいということです。推計30万から40万人、集まればなんでもできると思います。
無茶や横暴は困りますけどね。


私は、当事者じゃないのですけど、参加させていただいているので、ここで控えめに、参考意見を述べさせていただきました。


ということで、****様も、受講生として、NOVA生徒会に参加してみて、自分とNOVAのこれまでを
思い返しつつ、御自分の意見が反映されるよう、関わりを持ってみてはいかがと思います。