グリーンランドの氷河が!


ほらね、G8なんて、どう見たって実効性のある決定なんかまったくできなかったでしょ。ぬあんて、世の中の出来事をすべてひと事のように高を括ってもいられないようであります。
前回の重い話題に続きまたまたシリアス話が続きます。


G8に関連する話題を出した手前、いつも以上にニュースに注目しておりましたら、なんとグリーンランドの氷河が溶け始めたというトピックが取り上げられているのを見て、私は、ここ数年脳内の自然環境問題に関するアラームを切っていたものではあるのですが、赤いライトが点灯してしまいました。


皆さんは、このようなことにはある程度関心をお持ちでしたでしょうか。グリーンランドのここ数年の様子を知っていらっしゃいましたでしょうか?私はまったく知りませんでした。オゾンホールの大穴の報道以来のショックを受けました。封印していた脳内アラームはジリジリジリジリン!と響きました。でもそれでは、自分自身の、冷静さを欠いた反応を引き起こしかねませんので、音は消して、赤いライトで代用しました。・・・などと分かりにくい冗談を書いたりしておりますが。悠長なことを言っている場合ではないのではないでしょうか?


氷河がのっかっている岩盤との間に水流が存在しているとのこと。素人の感性で軽々しく言うことではないのでしょうが、説明のCGによって示されたモデルを見ると素人目には相当の割合量の氷が海に落ちて溶けることは、もう止めようがなく、それも年々加速するように思われました。


これがSFパニック映画ならば、天才的科学者とか、現場で叩き上げの冒険野郎なんかが、逆境や悪役や無能な、あるいは無能なあるいは悪意に満ちた官僚組織などなどに立ち向かいながら、危機一髪のところを切り抜けるのでしょうが・・・


低温の淡水が大量に流れ込むとどうなるのかについてはあれこれとえぐい未来シナリオが描かれているようですが、ぼうっとしてしまって、しっかり見ていませんでした。(いずれ調べて発表します。というか、その気になったらすぐググれますな。)


ぼうっとしていたのは、海水面上昇の影響を受ける島々はどうなるのか、私のこころのふるさとパラオなどはどうなるのか、そんなことを考えていました。この問題に取組んでいらっしゃる方々にとっては、いまさら何を言っているんだ、もう遅いよ、ということになるのかもしれませんが、そうではないことを祈るばかりです。


私の頭の中の赤いライトが付いてしまい、困惑し始めて数日後、昨日のニュースによると真冬の南極で氷河の崩落が観測史上始めて見られたとのこと。


一市民、一弱小個人事業主としてなにができるわけでもなく、
とりあえず、「生命と地球の歴史」岩波新書なんぞを繙いておりますが・・・・