コレラによる先住民の被害

以下はshyuninchanのところに来たメールの転載です。


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サバイバル・インターナショナル 
先住民族の情報です。



サバイバルインターナショナル プレスリリース



2008年9月17日



インドネシア:パプア コレラによる住民死亡により大流行の懸念

 地元の教会関係者によればインドネシアの西パプアにおいて今年4月以
降、290人のパプア先住民族コレラによって死亡しており、大流行の懸
念が広がっている。


 1961年には世界的なコレラパンデミック(感染症の世界的な流行)がイ
ンドネシアから始まっている。この流行はアジア、ヨーロッパ、アフリカ
の各国に急速に拡大し、ついには1991年にラテンアメリカにまで到達して
いる。この年だけで南北両アメリカで40万人近くがコレラに罹患し、4000
人が死亡している。


 西パプアの教会および人権組織は緊急支援を求めてインドネシア政府お
よび世界保健機関(WHO)に書簡を送っているが、これまでに返答は得られ
ていない。サバイバルもインドネシア政府およびWHOに早急な措置をとる
よう要請を行っている。


 コレラは感染性が高く、患者に対して迅速な治療および水分補給を行わ
ないと短時間で致命的な症状に至る恐れがある。インドネシア政府による
西パプアの緊急事態への対応の失敗はより多くの死亡例をもたらす可能性
が高い。


 パプア人はインドネシア軍の手による暴力と残虐行為に長年にわたって
苦しめられてきた。その結果としてコレラ流行の被害を受けているこの地
域の多くの先住民族インドネシア兵が自分たちに毒を盛ったために健康
が損なわれていると考えている。当局から提供されるいかなる治療に対し
ても猜疑心を抱くことが多くなっている。


 サバイバルは教会および地域の諸組織と共に情報収集と重要な医療情報
の普及を行い、コレラの症状の治療とそれ以上の感染防止のためにどうす
れば一番良いかを助言してきた。


 サバイバルの代表であるステファン・コリーは本日、「これ以上のパプ
ア人がコレラで死なないようにするために適切な医療援助が緊急に必要で
ある。インドネシア政府の無関心は衝撃的であり、数十年にわたる残虐な
軍事抑圧の影響をさらに悪化させつつある」と述べている。


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引用終わり


サバイバルインターナショナルは、ロンドンをセンターとする先住民のための
NGOです。

http://www.asahi-net.or.jp/~VI6K-MRMT/survival.htm(日本)
http://www.survival-international.org/(ロンドン)


最近、私が月に500円払って有料コンテンツも視聴し始めたマル激トークオンデマンドという
インターネット放送があるんですけど、(http://www.videonews.com/
つまり、無料もあるので、これまでは無料のものだけ見て、後は書籍化されたのだけ本屋で買って読んでたのですが、
話が逸れましたね、
えと、そこでも先週のトピックとして、来るべきインフルエンザのパンデミック対策を取り上げていました。
と言いたかった。


いまや、本当に世界的な自然破壊や貧困の問題、またその他の問題が、一応先進国の日本に住まいする
私たちにとってもひと事ではなくなってきたように思います。
(これはもちろん悪い意味で、であります。
しかし、そこまでにならなければ、気づくことが出来ないような私たちの為には、
いずれそうなるものなら、早ければ早いほどよいだろうとも考えるけれど・・・
それは、いけない考えでしょうか?)