雑談

あなたはどうやって、からだとこころとことばを区別していますか。

ふだんの私たちにとって、ことばとこころはぴったり張り合わされた二枚の布のように密接に結びついていますから、その働きをそもそもことばとこころとに別々に分けて扱うのさえ難しいものです。それはまるで、こころとからだのようにぴったりひっついていま…

あけましておめでたくない人が多いので、人類の滅亡について

遅かれ早かれ人類が滅亡することは科学的真理である。 そのことが分かるのも近代以降自然科学が発達し、宇宙の物理的概略が 明らかになったことによる。 遅かれ早かれ、そのうちに。時間軸上で確実なのは太陽の膨張による50億 年ぐらい将来の太陽の膨張であ…

ものごとのもとをたずねるこころ

縄文時代の神話文脈を探求している田中基先生の講演に 接する機会を得た。和泉市の弥生文化博物館の特別講演 である。 縄文時代中期、八ヶ岳山麓の多彩な土器群の図像学的な 意味の読み解きから、世界にひろがった最古の人類の神 話的思考と結ぶ世界像につい…

古書中毒

困ったことに堺市の南海高野線沿線の主要駅では 新刊と古書両方を扱う書店が商いをしておる。困 るのは古書の部で、価格帯の異なる古書を数日ご トに入れ替えて、大量に陳列しているために、気 がつくと、比較的暇人でありかつ読書家でもある 私は、ネパール…

南の島の夢

こんな夢を見た。 南の島に着いて、イギリス人の旅行代理店の案内係、男性と女性二人と現地 のコーディネーターと室内のような丘のような所を歩いて上った。私はたい へん満足し安心していた。 誰とも話さないが、意思の疎通は常時できていた。 私は住んでこ…

52歳と1ヶ月の所感

世界は、東エイジアは、日本は、大阪は、ますます暗雲たちこめておりますけれども、それと関係あったりなかったりの個人としてできる事を捲まず撓まずやり続けるしかありません。 たまたま堺市庁に用があり、21階展望台に初めて上がってみました。当たり前…

なまなまなましい夢

特にそのシーンの前の記憶はない。 自宅で何をするでもなく、自分の右手を左手でナイフを使えば切れると思い、切ってみた。そんな夢を見た。私は左利き、文字だけ右手で書いている。バターを切るように手の甲の側から手首の下の箇所にまっすぐナイフが入りた…

人類のイメージ

注意 下記の草稿は、一般人の直観の寄せ集めの、それも未完の産物です。本気にしてはいけませんよ。それでも良かったらお読みください。 人間圏の概念について、その存在様態を考えてみた。水圏、岩圏、大気圏などは物理的特性を同じくする物質の連続性が認…

おもいつき

朝電車内で着想、ニーチェの神の死の自覚に相当する日本での超越的メンタリティの無化はなしくずしかつ無自覚な世俗化の過程のどこかで遂行されたのではないか、と。 西洋と日本の違う所は、一人の思想家が著書で「宣言」したことで、その後賛否それぞれの立…

3月20日(日)

51歳と3ヶ月になった。昨日は広瀬隆「原子炉時限爆弾」を購入。去年出た本だけど、大地震とその影響による原発の事故について警告している本であった。 つくづく自分のことを反省しなければならないと考えている。ひそかに自負していたことが浅はかな虚栄だ…

心の働き:<大局観>と<全体像>の違い。

<全体像>は認識に関わり、<大局観>は実践に関わる。まず前提 ある対象への注意の持続を集中というとしよう。 対象の種類の違いに応じて、対象把捉の様態も異なる。 知覚対象(視野における物、人、音、臭い、口中の食物などなど) 抽象的対象(多様な現…

ライトエッセイング

センスを疑う恥ずかしいタイトルで始まりました本日のブログ。つれづれなるマンマよしなしごとなどヒグラシPCに向いてものぐるほしげなサルも箕がほしシイタケ? owari jikai o otanoshimi ni!

世界社会フォーラム(WSF)開催中

世界中の貧乏な人々や貧乏な国々のことが心配な人々が集まって将来のためにどうすればよいか話し合っているのですよ。今年はダカール。アフリカです。あのパリ=ダカール ラリーのあそこです。宝くじが当たっていたら私も参加したのですが。 http://wsf2011.…

物質ー>生命ー>心

木下清一郎著「心の起源」中公新書を大体読み終わった。 物質から生命が生まれ、生命から心が生まれる過程を、科学的な仮説を積み上げながら、記述する試みである。大筋は、特異点の発生によって位相構造的な世界が開かれて、潜在的な展開原理が具体的な活動…

認識論の教科書「知識の哲学」を読み終わった

戸田山和久著「知識の哲学」(産業図書)を読み終わった。 学部の教養課程や哲学を専攻する学生の入門的な哲学教科書シリーズの中の一冊である。 古典的な哲学の個人の信念と真理の形成を扱うという方針や理論的枠組みや基本概念が、20世紀の主に英米系の言…

ある特別な瞬間の記録

パラオ滞在三日目に我々日本からの訪問者4名は泊めてもらっている日本語学校学生の二人とその友人たちのピクニックに招かれたのであった。もっともピクニックと言っても、スピードボートで人の住んでいない島へ向うという豪毅なものだ。 パラオの空は不思議…

認識とパタン

岩波新書 渡辺慧「認識とパタン」読了 ヒトも含む動物の知覚は、主に感覚器官と脳の神経系とのネットワークによるものであるが、網膜上に伝わる刺激でさえすでに「パタン認識」が仕込まれている。例えば目でものを見る場合、対象である個体の輪郭線は物理的…

経験と知識

昨日友人宅を訪ねる途上において堺東駅と堺駅を210円で結ぶシャトルバスに乗ったおり、電飾のサインが、時期遅れのネタで間の抜けたニュース、チリの落盤事故の一人目が救出された、二人目も間もなくなどとのたもうたあと、薬屋の広告で「経験と知識、<店名…

それでも地球は回ってるー予兆と複雑性への回帰(と日本語)

R カウフマンの「自己組織化と進化の論理」を読み始めた。 と言っても電車の行き帰りに読むだけなので遅々として進まないが。 2章「生命の起源」に入った所で、どうして生物の複雑性には下限があるのかという話になっている。 その前に「動物の本能」からシ…

本能と煩悩

Eddie Higgins Trio - I Could Write A Book http://www.youtube.com/watch?v=TKv_wwz1-98 岩波新書に「動物の本能」という本がある。数日かけて今日読み終わった。これを読んでいる間に平行して書庫兼事務所の本を整理した。たまたまだったのか、神秘的な作…

ケチュア語

ケチュア語も日本語と同じ構造だそうだ。 おまけに古代の土器が縄文土器とそっくりだそうだ。 (追記:その後分かったこと。膠着語であるのは同じ。動詞が人称変化する点は違う) アンヘリカの現代ケチュア語入門 http://www.oo.em-net.ne.jp/~runasimi/sub2…

Hubble 3D

平日の昼まっからすみませんが、Hubble 3Dというものを見てきました。 宇宙望遠鏡のメンテナンスのための船外活動シーン(3D)と、その望遠鏡のおかげで得られた宇宙の画像を3Dにして、観客が宇宙の中を移動しているかのように体験できるシーンを交互に見…

今日から釜茹で

強火で炒めるの段階はなんとか数日で身体が慣れたが、この地獄の釜茹でに果たしてわたしは耐えられるのであろうか。今朝9時を回った時点で浜村淳のラジオ番組で、大阪は現在31度などと言っていたが・・・もうすぐ午後11時だが扇風機だけだとやはり体内に熱…

夏休みの絵のない絵日記

今日は台風が過ぎたばかりで曇りだったので、午前中のプールはどうしようか迷いましたが、結局行って、500メートルだけ泳ぎました。今日はいよいよ筋肉が出来てきたみたいで、いつものゆっくりではなくで駆け足するような泳ぎ方になりました。 ツタヤで「戦…

夏の読書

超自我 「なにをさらしとんのか、おんどれは」 shyuninchan 「夏ですから。8月ですから」 超自我 「人には現実逃避しないで、やるべきことをちゃんとやれなどとほざきながら、おんどれはそれかい」 シュニ 「22日まで論理力強化用の本の貸し出し延長しまし…

記憶 今日一日分

今日は、午前中から午後まで、前回紹介した本の前の方をノートにまとめ、プライベートレッスンの仕事をしてから、ダンテの「神曲」を読みました。 述語と集合は、普遍集合が前提として与えられていれば同一です。 真理表で、論理代数と集合代数は確かめるこ…

夢で会いました

わたくしが私淑している大作家の夢を見た。夢の話なんか本人以外には面白くもないはずなので、読まなくていいですよ。 夢の中では自分は1冊目の単行本を出したばかり。グループで合宿していて、宿舎の食堂で顔を合わせたおりに言われたのが、刺激を受けた、…

2010年夏 意識vs.論理

いえいえ、勢いのあるタイトルにしてみたかっただけです。 対決しなくてもいいふたりです。いしきタン と ろんりキュン。 気分はむしろ、夏の昼間のうたたねの気持ちよさ、これこそ宇宙生命の根源的真実相なるらむ、みたいな? 発表後の消息です。「は」と「…

「論理リテラシー」(培風館)は初心者にお勧めだと思います。

日本語と論理学の重なっていて微妙に違う所に配慮しています。 中高で習う集合論の日本語の用語からの誤解を解いてくれます。 手を使って感覚的に論理を身につける工夫があります。 「ならば」は ならば1号 ならば2号 と分けて出てきます。 部分集合という…

現代哲学史のヒトコマにおけるある理性の律動

「ゲーデルと20世紀の論理学」のシリーズは、集合からやりなおして 論理につおくなろうと思っていろいろと昨日図書館から借りた基本的な基礎の練習が入っているものたちに比べると、お兄さん格のもの。(日本語の自由に主題を取り出せる利便性を悪用している…