最近はこんなことを考えています。

日本語の分析
言語学の諸分野ー日本語の記述文法 本:新日本語文法選書(1〜4)
                    日本語の文法(1〜4)
         形式意味論 
         生成文法ミニマリズム
         認知言語学
         談話分析
         
原理的フレームワーク作り
1 論理学+言語哲学(数学)
2 現象学
3 脳科学およびシステム科学(1と2の重ね合わせのために)


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基底文
「は」「が」なしの日本語文
「は」「が」なしの現象文 を基底におく (第1階層)

認知の順序からする日本語文の階層付け
現象文は、眼前の1)対象の状態か運動を述べる
        2)現前する状況を対象化して述べる。

(「は」と「が」(野田尚史著)によると、
  無題文(1眼前描写2現象描写3法則叙述)を立てているが、
  後ほど関連を考慮する予定)
  
*話者、相手、ともに文内容が認知可能な条件において考える。

例)「車来たで。あぶない!」(眼前の対象の運動)
  「ママ、雨、降ってんでえ。」「そこあぶないよ」(状況)


「が」付き現象文(第2階層)
「が」は、「が」の前項と後項の結びつきの強さを<確実に>表現する。
また、他の格との対比において「が」の項が主格であることを表現する。

「は」付き判断文(第3階層)
「は」は、認知において直接連合していないもの同士を、結びつける表現に
用いられれる。
対象を一度、分離独立した存在として捕らえた後、(とりたて要再定義?
安定して言語化が有効な対象、名詞など)
対象について述語づける。(独り言の際にも、自問自答と同様の機能となる)
「は」は「について」とパラフレーズできる。
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『主語』
「が」の前、「雨が降っている」(認知的には不可分の現象の対象化)
      「車が来た」(認知可能な対象)
「は」の前、「雨は降っているかな」(言語レベルで対象化した現象の一部)
      「この人は背が高い」(認知可能な対象)
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「言語に存在が宿る」(ハイデガー的?)という考え方ではなく、
言語抜きの認知を想定した上で、言語は、認知経験(対象は状況)、認知対象、
および状況か対象の条件について「伝達」(第1階層)、「再現=記憶」(第2階層以上)
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抽象概念まで行き着けるだろうか?


私は、主語は要りますが、助詞はいらない。けど、あるといろいろ便利、というか、
もうなくてはならいものだけど・・・という考え方でやってみているのであります。