シンクロ率60〜70%


私は、このブログに書き込む時、いわゆる「フツーに」グーグルサーチのボックスに「独立自営」って入れて、トップになるのが自分のサイトなんでそうやってこのサイトにやってきてるんですが、おやっ、と思ったんです。このブログが1位になるはずはない。おれだけ騙されていたのだ、というか、ブログ主が喜ぶように、とか、ユーザーが喜ぶようにとか、サーチ主のよく訪問するサイトをトップにする機能があるのでしょうねえ。自分のマシン以外を触る機会があれば確認できるのじゃが。


それで思い出したのですが、もうひとつ妙なことが・・・
贈り物をする近年のやり方で、まずカタログが送付されて好きな物が選べるやつがあるじゃないですか。あれをさる親戚筋から頂いたのですが、締め切りまでたっぷり間が空いてたんで、数カ月ほったらかしていたら、家人に言われて、――注文しないのであれば欲しいものがあるから譲れといわんばかりの勢いにおされ、あわてて商品を決め、注文はがきに必要事項を書き込みました。三日前のことです。事務所に休憩するための備品がないのでちょうどいい手頃なソファにしたわけです。


遠い親戚で、高齢で亡くなった方のご家族からの、香典返しの折りの贈り物でしたので、無駄にせずにすんだというものです。今日事務所にソファが届いて設置してから、ふと思いついたことがありました。ちょっと待てよ。はがき出してないんじゃ・・・。かばんの中のスケジュール帳にはさんだままのはず。確かめるとやはりはがきはまだ出していませんでした。ソファはウレタン性で軽量なので、移動がらくらくという謳い文句でしたが、それほど軽くなかったのが気になります。それから、どうしてソファが届いたのか、も。


・・・というオハナシを思いついたので書いてみました。実は出すの忘れているのです。それでソファが届くはずない。


ここから、今日の本題です。
昨日は益岡隆志著「日本語文法の諸相」「日本語モダリティ研究」のうち、基本的な箇所、興味のある属性叙述と事象叙述に関連のある所を読みました。後者では、文の意味的階層構造という文構造のモデルを打ち出しているもので、たいへん参考になりました。今、わたしが考えていることを記述文法の先端では理論的にどのように考えているのかが分かった気がしています。


また、今日は川上誓作著「認知言語学の基礎」を読み始め、第1章知覚の理論と認知言語学、第2章カテゴリー化と認識まで読みました。この分野のキーワードぐらいはちらほら目にする機会はありましたが、ゲシュタルトとか、カテゴリーとか、一応まとまった本は二回目のトライで、一回目の某入門書はなぜか、自分の関心領域とは縁遠いような気がしたのですが、まあ、この、この本はどんぴしゃり。


日本語教師として内省的に日本語の成り立ちを把握し、学生に学びやすく提示し、説明しようと手探りをして抱いた言語についての概念やイメージのあれやこれやに重なって、思い当たることだらけでした。私自身が哲学畑で育ち、言語哲学の入口をかじったうえで逃げ出して、日本語教育実践に20年、この数年かけて独自に研究してきた個人プロジェクトXに必要な材料が昨日と今日で大体出そろった、と言ったら、どうしますか。まあ、どうもしないと思いますが、やっぱりね、人ひとりの力では限界がありますよ。もっと早くこういうものを読んでおくべきでした。


というか、プロジェクトXも自己完結してはいるのですが、そろそろいよいよ手もとから外に出すにあたりまして、世間にすでに出て公共性を持っている理論的概念ではどういう言い方捉え方があるのかという段階に来たのですねえ。しかし、またこの作業ももうちょっと時間がかかりそうです。
昨日と今日は、自分のオリジナルと思っている/いたアイデアの多くがどんどん先にいわれているじゃないか、ゼ〜ンブ言われてしまうのではなかろうなとヒヤヒヤしました。


思えば、中学1年のころ、兄のジャズアルバムコレクションから、いろんなアルバムを取り出して聞いていたのですが、オスカーピーターソントリオのアルバムの中の1曲でソプラノリコーダーでもコピーできるメロディーの簡単な曲を真似して吹いたのが、わたしのインプロビゼーション生活の始まりでした。軽快なボサノヴァ調です。今、プロのサックスプレイヤーである師匠に習い始めて3年になりますが、コード進行に合わせてのアドリブはいまだにできません。これも独りよがりに終わりがちなわたしの、いろいろなまずいことのもう一つであります。


ちなみに、その思い出の一曲はこれ。Call Me
http://www.youtube.com/watch?v=yNadVGb_Nvs&playnext_from=TL&videos=c3S6dbWJlMA


原曲はPetula Clarkという方だったんですね。こども頃の曲ですわ。
http://www.youtube.com/watch?v=OXuFdIuNyQA&playnext_from=TL&videos=Iyu_owOA4BU
この人、サビの締めのところの小節が・・・おもろい。60年代の風味がもわもわと。